白紙


フラッグスタッフ〜グランド・キャニヨン〜イーリー  6月26日


モテルは御覧の通り、1950年代の建物。 フラッグスタッフだけは娘が宿泊所を探してくれていたのだが、シーズン中で、ここしか見つからなかったとの事。
それにしても 余り手も入れられておらず、$179.91 は高い。 唯一の良い事はお湯が豊富に出てくれた事。 フリー・ブレックファーストのパン、コーヒー等を貰い朝食に。


駅に向かうと、一日一往復しかないアムトラックの列車が出たばかり。 降車客が車に乗り込んだり、迎えを待っていたり、結構人がいた。


昔は鉄道の要衝地だったのだが。 中央 2枚は駅前の道、ルート 66。 この時は、あの 66 だとは思ってもいなかった。もっと南を走っていると言う感覚があったので。 

昨夜の寂しくなった辺りに、ルート 89 グランド・キャニオンの方向サインがあり、左折。 暫く登っていくと台地になる。








今日迄、我々はグランド・キャニオンそのものの外周を回っていたと思っていたが、間違っていた。

89に入ってから暫くして左折するとグランド・キャニオン公園に入っていけるのだが、車で傍迄行ける訳でもなし、四角形の三辺を走らなければならないので、
無視をしていた(と言う事は、89に戻って来る事になり、もう一度峡谷に行ける機会があった。その時は迷ったが、結果的に行かなくて良かった。)。 

暫く走っていると、左側遠くに1970年の時に見たような景色がかすかに認められた。 それがグランド・キャイオンの峡谷上部だったと思う。
我々が行ったのは、ヴァーミリオン・クリフズ・国立・モニュメント公園だった。 それはそれで、素晴らしい景色なのだが。

上、5段辺りから下はナヴァホ国を縦断していく。









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橋の休憩所を出ると、何とない登りが続いていた。40km 程走ると徐々に勾配がきつくなり、右の岩山の麓を登りだした。
ヘアー・ピンカーヴを 2つ回り、左に右にと大きく曲がると、展望所があった。 ヴァーミリオン・クリフ


緑の帯が見えるのは、今走って来た道。崖の先の左に行くと橋に戻る。 短距離でかなりの高さを登ってきた。標高約1800m。


駐車場の端は大きな石で縁取られていた。 石には模様が見え、妻は太古の人間の彫刻か、化石ではないかと興奮。
そんな物があれば、保存してある筈、とよく見れば矢張り石の模様。




1時間程運転し、フレドニア(アリゾナ州)という場所で給油。 何と銃も売っている。



   ルート389を西北に 120km 走っただろうかインター・ステーツ 15に入った。 50km程走るとこの近辺では大きな市、シダー・シティ。
   此処で下りてローカルの道に入る筈が、立て続けのサインで、出口を見逃したようだ。 結局次の出口迄走ってしまった。 
   入り直し南下すると、反対車線で見えていた道路工事での一車線走行があり、その上、車の多さで、又、出口を見損なってしまった。 ここでもカー・ナヴィの無い悲しさ。

   そのまま走り、次のもっと大きな市、セント・ジョージで高速を下りた。 お腹も空くし、位置の確認をする為に、ガソリン・スタンド(中西部には多い、シンクレア・オイル)
   のコビーニエンス・ストアに入り、地図を探したが無い。

   しかし、イーライに行きたいのだが、と聞くと、店の前の広い道を右にどんどん行けばサインが出てくると教えてくれた。
数分走ると分岐点、左の方角に行く 3 車線はサンセット・ブールヴァード、ロスでもあるまいに、こちらは 1 車線。
右から合流して来たので、2車線、ほっとする。

暫くして丘陵状の砂漠地帯に入り、右に左に丘を避けながら徐々に登っていき、標高 1800m地帯を走っていた。
70km 程走り、T 字路を方角的には左だが、地図に従い右に。 
15km 程で、小さな街に入り、交差点を左に曲がり、やっとルート 56 に入った。 後は右折もう一度で目的地。

下から 2 段目の右 2 枚は牧草地か大豆栽培と思われるが、グーグル・アースで見ると、矢張り円盤状。
40km 程でネヴァダ州。 高度は相変わらずで、木々が増えるが、やがて又、砂漠地帯に入っていく。

又、40km 程走ると、家がポチポチ見え出し、この付近では大きな街パナカ (ネヴァダ州) に入る。
街外れに T 字路。その後正面に見覚えのあるガソリン・スタンド。 早速給油。 これから目的地手前迄 200km 程、ガソリン・スタンドは無いと思わなければならない。
食事も済ませ、右に曲がり、ルート 93で北へ。 18:30

後は砂漠地帯で、夕暮れ時にもなり、カメラはしまっていた。 すると家が増えだし、上空にセメントを運ぶようなゴンドラが。 残念。
後で調べると、街の名は ピオーチ。1863年に銀が発見され、その後開発が始まり、鉱山と精錬所を結ぶケーブルも設置された。

ここが最後の給油所だったようだ。 イーリー迄 113マイル。

他の車とのすれ違いは殆ど無い。 ただタンタンと運転するのみ。 野兎が多かった。 突然飛び出してきたりするので要注意。

イーリーの入り口に着いた頃は真っ暗。 こうこうと明かりを点けた見覚えのある大きなガソリン・スタンドが見えて一安心。
左右の中堅モテル群を過ぎ、左折して中心部に入る。右へ曲がると 2010年に走った道、ソルト・レーク・シティやリノに出る。

前回泊まったのは、ホテル・ネヴァダ。今回は前にあるジェイル・ハウス・モテルに決める。 入って直ぐにスロットル・マシーンが並び、
煙草の匂いが凄かった。 モテル到着 20:40。 $59+Tax.。 矢張り安い。 カジノで稼ぐ為に宿泊費は安くなっている。

この建物の中に宿泊設備があるのかと思ったら、別棟との事。

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