グランド・ジャンクション〜コロラド・スプリングス(友人の運転で) 2007年6月27日
Ouray オウレイ市
グランド・ジャンクションから東南へ直線距離で約 120km。 標高約 2400m。
三方を山に囲まれており、この辺りは俗に BoxCanyonボックス・キャニオンと呼ばれている。
古いB,C級西部劇に良く使われていました。
最初の写真はモテルの裏からの星空が綺麗だったので、 手持ち 0.5 秒程のシャッター速度でしたが、敢えて載せました。
2番目の写真は宿泊したモテル。現在は高額養老院になっているようです。この建物も映画で見た記憶があります。
Ouray は米国政府と 1873年に条約を結び、この付近の和平を願った、ユテ・インディアンの酋長の名前から来ているそうです。
金、銀が見つかり一時は人口 2600人の鉱山町となり、鉄道も通るようになりました。町をつらぬくメイン・ストリートの建築物は、
1800年代後半に建てられたもので、現在でも 約2/3 程残っており、国の歴史的区域に指定されています。
この図から見れば、長い間に少しづつ手が加えられ、まったく昔どおりという事はないようです。修復も大変です。
右:白い塔付の建物は図書館と書かれています。火事で燃え、再建されたもの。その右隣は消防署でしょうか。
2番目:現在は銀行ですが、この建物も映画で見たような気がします。サルーンにはもってこいですが。
3番目:尖った屋根の建物は昔、劇場だったのではないでしょうか。
トラックが道路脇に駐車できないので、道路の真ん中で積み下ろしをしています。
歩道に対しての斜め駐車は、出る時に車が走って来る方向が良く見えないのが難点ですが、
道路巾が広く、駐車スペースの少ない場所では駐車可能台数が増えるのでアメリカの街では結構見受けます。
4、50mある崖の下に渓流が流れています。どんどん狭くなり、流れも速くなっています。
登って来た道を振り返ると、町の反対側に位置する山が見えますが、写真の右、見えない所ですが、鉱山の跡があります。
もっと上ると滝(カスケード滝と呼ばれている)が見えてきます。
渓谷沿いに少し登って行くと岩の間から滝(市の観光案内では名無しですが、ボックス・キャニオン滝と呼ばれるようです)が噴出しています。
1900年に架けられた高さ 90m のその名もハイ・ブリッジ。二つの貯水池を結ぶ水管の為に架けられたそうですが、渡れます。
もっとも反対側には何も(道も)ありません。(崖の面があり、扉の付いた坑口のようなものがありますが、水道の保守用でしょう)
オウレイから少々戻った所にある町、リッジウェイ。
道路脇に昔の車両が何両か置いてあり、リッジウェイ鉄道博物館と書いてありました。
リッジウェイはリオ・グランデ・サウザーン鉄道の中心地として発展した町で、デンヴァー・リオ・グランデ・ウェスターン鉄道との
交差点でもありました。左写真はトラックの車軸に鉄輪を付けた鉄道トラック。 US Mailの表記があり、
郵便物を駅間で運んでいたものと思われます。
ボンネット・バスに鉄輪を付けた鉄道バスは有名で、1両は走行可能状態で保存されていますが、
ここではレプリカが保存されているようです。 大恐慌時代に経費節減の為に作られました。
右側の2両は事業用車らしき車両と、カブースですが、事業用車には高い煙突が見えます。鉄道は廃線になっています。