USRR_Photo_2012

   2012年5月17日  シアトル〜ワシントン州   アムトラック  エンパイア・ビルダーで

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    @  シアトルのサウンド・トランシット・リンク・ライト・レール      A                    B シアトル駅                  C  近郊/通勤列車   2階建  ボンバルディア製のようだ     D  台車部

        @ シアトルのダウンタウンとシー・タック(シアトル・タコマ)飛行場を結ぶ軽量車輌 近畿車輛が2007年に No.101〜135、2011年に No.136-162 を納入   架線集電直流 1500V   全長約 28.5m  座席 74  立席 126
@〜A この部分は1990年に完成、当初はトロリー・バスが走っていた 2007年に軌道化  電車とバスが共用する  鉄道用と同じ様な信号器を使用  バスも信号器の指示によって運行する 駅間無停車で速度も速い

       
   E 「カスケード」の機関車  No.465                       F                                                      G                                                            H 「カスケード」のタルゴ車輌 + No.90340     I タルゴ車輌の1軸車輪

       
   J No.8235                    K No.8157                     L No.1934 + No.1591                                 M No.1758                                                N No.326 + No.8264

   
                                O No.342                     P                          Q


E〜I カナダとの国際列車「カスケード」 スペイン、タルゴ社製車輌を在来線走行時間短縮の為に長期試験走行後購入
         EMD  F59PHI   1994年から製造開始   「カスケード」用は No.465〜470     旅客用ディーゼル電気機関車   B-B  全長約 17.9m     最高速度約 177km/時
               V12  EMD 710E  2行程 ターボ・チャージド・エンジン  3200HP/2400KW     旅客用電源発電用のエンジンと発電機搭載 AC480 V/750A/ 500KW
               アルタネーター2基で D87BTR  DCモーター 4基 に供給

             H  No.90340 制御車(NPCU ノン・パワード・コントロール・ユニット)  F40PH 機関車のエンジンを外し死重を積んでいる   制御機器は残しプッシュ・プル運転に使用する  通常はエンジン跡を荷物室として使用し、
                車体中央に大きな巻上シャッターが取り付けられているが、タルゴ列車には荷物車が付属する為、ある程度の荷物は積むが、シャッターは付いていない  列車の南端に連結されている

               タルゴ VIII  1994年にポートランド〜シアトル間で6ヶ月の試験走行を行い、この列車名を「ノース・イースト・タルゴ」とした 
                                      1995年にワシントン州がタルゴ社から車輌をリース、アムトラックは既存の「マウント・レイニエー」をこの車輌で置き換えた
                                        1998年春にはシアトル〜ポートランド・ユージーン(オレゴン州)間の3本の列車がリースされたタルゴ編成となった
                                        1998年冬にはアメリカ現地法人タルゴで製造され、ワシントン州が購入したタルゴ・セットが運転を開始、2009年にはヴァンクーバー(カナダ)〜ポートランド間の運行開始

                  タルゴ車輌は連接車で1軸を共有している(日本の通常車輌では、1軸台車連接は無いと思う) 連接車体にする事で、軽量化、低床化、衝突時の後続車両との屈折脱線の軽減が計れる
                  設計最高速度は約200q/時だが、安全面で127q/時に抑えられている  路線改良で将来は最高177q/時を予定している
                  編成は荷物車X1、ビジネス・クラスX2,ラウンジ/食堂車X1,ビストロ(カフェ)車X1、普通座席車X6、サービス車X1の12両 1編成と、普通座席車を1両増結した13両 4編成、と予備車となっている

                  機関車/制御車の次位になる荷物車とサービス・カーの屋根長さ2/3は車体高を合わせる為に、ヒレを半分で切った形となっている
                  2012年には制御車を廃止し、客車に運転室を付けた2編成がウィスコンシン州に設立されたタルゴ社工場で完成予定だが、州(/国)の援助が打ち切られ宙に浮いている
                  (私の記憶ではタルゴUSAは2012年に倒産したと思うが、資料が集まらない  政権が変わる度に鉄道事業に対する援助も変わるアメリカではの話)

                  この写真に写っている「マウント・アダムス」編成はロス・アンジェルス〜ラス・ヴェガス間デモンステレーション用に製造され (これも何時も話だけ)、当時は14両編成だった

J〜O シアトルの機関車基地

J EMD SD75M  No.8235
        SD75M     1994〜1996年に 76両製造   C-C   V16  EMD 710-G3    4300HP/3200KW エンジン    Santa Fe   BNSF 8200-8275
                  GE の Dash 9-44CWに対抗する為に SD70 の 710-G3 エンジン出力を4000HP から 4300HP に増大し、新形式となった  「M」は前頭部と運転室が同じ巾で居住性が良くなっている
                  ATSFの要請で製造されたようなもので、製造数も少なく、現在は全てBNSFが所有     塗装については次のページ参照

K EMD SD60M  No.8157  
        SD60M   C-C     V16 710G3A ターボ・チャージド・エンジン 3800HP/2800KW    SD60 の前頭部と運転室を同じ巾にし大型化し、居住性の改善   SD60 の説明は後程
                  オレンジとダーク・グリーンの塗装は現在のBNSFの標準塗装   グリーンとブラックは旧バーリントン・ノーザン(BN)の塗装  リヴァイバルで一部の機関車に使われている

L EMD SD40-2  No.1934 + GP28PM  No.1591

        SD40-2   1972〜1989年にGM の EMD と GMD(カナダ)で3982両製造された  C-C     全長約 21m     全巾約 3.13m  全高約 4.75m      機関車重量約 167トン
                  V16  EMD 645-E3 2行程 ターボチャージド・エンジン   3000HP/2240KW      SD-40 の改良型で、EMDのベスト・セラーとなった

        GP28M   EMD GP9 を1992年にモリソン・ヌッドセンが改造

M EMD SD40-2  No.1758   イエローとブルーは旧アチソン・トペカ・サンタフェ(ATSF)鉄道の、俗に言われる戦時貨物色塗装 合併前迄使われた
N EMD GP60B  No.326 + EDM SD75M  No.8264
        GP60B     1985〜1994に製造された GP60 の運転室無タイプ    23 両製造      B-B    全長約 18m   V16   EMD 16-710G3A   3800HP/2800KW エンジン  購入社はATSFのみ
                     一部は EMD によって運転室取付工事を行ったようだが、その後のニュースは手に入っていない     GP60 の説明は後程

O EMD GP60B  No.342

PQ スカイコミッシュ駅構内に留置されていた車輌 除雪用と思われる