2012年5月25日 UP No.4004 4-8-8-4 ビッグ・ボーイ シャイアンで 写真の上をクリックすると拡大写真になります
手前のパイプが前後の蒸気室に行っているようだ 第1動輪の担いバネとその上部 右上が前シリンダー、左上が後シリンダー室へのパイプと思われる
向こう向きの白いレヴァーの右奥が動力逆転機と思われる 前主台枠の第4動輪 後のシリンダーを前から見る
後部逆転機 その右横は空気溜と思われる 後部シリンダーを後から見る 後第3動輪のメイン・ロッド 火室下部
従台車前 機関車と炭水車の連結部
1982年スティーム・タウンの項で紹介しましたが、ここに再掲します
ユニオン・パシフィック(UP)鉄道 4884-1型 No.4004 アメリカン・ロコモーティヴ社1941年製 4-8-8-4 いわずと知れた彼のビッグ・ボーイです 1941年に20両、1944年に戦時増強用として5両製造
機関車長 25.99m 全長 40.47m 全巾 3.4m 全高 4.94m ボイラー径 2400mm 輪直径 1727mm 先輪径 914mm 従輪径 1067mm
機関車重量約 346トン 軸重約 30.6トン 全重量約 567トン 炭水車重量約 155トン(荷重 2/3 時) 石炭約 27トン 水 83トン
ボイラー圧 21kg/cm2 シリンダー 603 X 813 mm 2組 火格子面積 14.2m2 煙管伝熱面積 468m2 火室伝熱面積 67m2
過熱面積 190m2 タイプ E 型スーパーヒーター 最高速度 130km/時 牽引力 62368kg 18357kg/m
4000トン列車を最急11.4パーミルの勾配で運行した 世界最大の蒸気機関車と言われるが、牽引力でいえばノーフォーク・ウエスターン鉄道の Y6 形式(マレー式の2-8-8-2) は 22510 kg/mを誇る
マレー式は複式蒸気圧シリンダー蒸機で、高圧シリンダー室から排出された蒸気を、大きな低圧シリンダー室に再度送り込んでいるが、ビッグ・ボーイは単式で2組のシリンダー室に各々同圧の蒸気を送っている