USRR_Photo_2012


2012年6月18日〜6月19日 ニュー・ヨーク〜シカゴ  アムトラック  レイク・ショア・リミテッドで   

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@ A B C D
    @ 地下のペン・ステーションとハドソン河トンネルに挟まれた掘下げ区間に留置されているロング・アイランド鉄道用車輌   A ペン・ステーションを出て西に向かうが直ぐに北に向きを変え、ハドソン河沿いにミッド・タウンをトンネルで抜ける
    CD ヨンカース(市)駅  ステップが必要な昔からの低いプラットフォーム部  列車はこの先の高床部に停車し、現在は使われていない  Eの左、茶色の建物が駅舎の一部

E F G H I
E タレイタウンの信号所  次駅との間にジェネラル・モータースの工場と引込線があった   最初に見た1970年代中頃には既に使用されていなかったと思うが、80年代初め頃迄、電灯が点いていたと思う  保存されるのか?
H メトロ・ノース P32AC-DM   No.207    I プーキープシー旧鉄道橋

       
J 機関車切り離し 右奥に併結車輌が見える K                         L                            M アムフリートII カフェ・カー No.28024     N  アムフリートII No.25019

     
                  O バッド社 パイオニア式台車         P  アムトラック GE P42DC No.150 + No.105   Q CSX  No.6224 + No.6237         R エリー湖の築堤を走る

       
S  トレド駅構内 右奥にもプラットフォームがあった   21 CN No.5718 + No.?             22 NS No.5229 + No.7020           23 NS No.5042                                            24 エルクハートの駅舎

     
              25 サウス・ショア・ライン(鉄道)の線路   26 左右共 タンク・コンテナー搭載             27 圧延鉄板コイル搭載               28 シカゴ・ショート・ライン No.31 + No.29
   北部インディアナ州通勤交通区が所有、運営   直流1500Vの近郊電車運行  日本車両が普通車68両(両端運転室付電動車48両 単車運行可能)を1982〜2001年に、2階建車14両(片運転台電動車)を2009年に製造配車

     
                    29                    30 UP  No.8710                31 NS  No.9643 + No.9092 + No.?          32 NS No.8460 + No.9814 + No.6762

     
                         33 空車(手前)と積載のトレーラー搭載車          34 後のT字形はコンテナーのリフト用と思われる  35 2層積コンテナー搭載連接車の端部(左側)  36 トレーラー搭載連接車の端部(右側)

     
               37 コンテナー搭載車の連接部           38 37と同じ                       39                             40 突然、平面交差が その右にも線路が見える

     
                    41 シカゴ中心部とオヘア国際空港を結ぶ地下鉄線路  42 又もや平面交差    43 アムトラック GE P42DC No.114 + P42DCNo.27  44 アムトラック  No..500


@ メトロ・ノース ボンバルディア M7   No.7136、No.7309

      Bombardier Transportation M7    1172両    (ロング・アイランド鉄道 2002年から  No.7001〜7836 836両   メトロ・ノース 2004年から M7A No.4000〜4335 336両)

         全長約 25.9m    全巾約 3.2m   座席110 (奇数車 運転室付)、101 (偶数車 運転室付)  M7の座席配置は車輌中心に向かってのお見合い形、M7Aは中央から両端向き
         直流 750V 第3軌条集電   奇数車と偶数車で編成を組むが、各車 2基の三菱製IGBTインヴァーターにつき 4基の三菱製198KW ACモーター   最高速度約 160km/時    
         M7は第3軌条上側集電、M7Aは下側集電  信号設備も異なる     偶数車は介助者や犬も入れる車椅子用の大型トイレ設備

            配備後に規定よりも大きな横揺れが発生し、改良が必要となった  
        2006年には、私も記憶しているが、肘掛のデザインが悪くズボンのポケットがひっかかり、破れるという苦情が多発、乗客に総額で10万ドル払う事も起き、
            デザインを変えた肘掛に全て交換された   
         2006年秋にはブレーキ時に落ち葉による滑走が多発、車輪に偏摩ができ、2/3の車輌の修理が必要となり、旧車輌で運転時間を延ばす必要があった
            加/減速度が高くなった事が原因だが、運転の仕方やソフトウエアにも問題があったと思う・・・

B 以前にも出てきたヘンリー・ハドソン・ブリッジ  以前はY線があり、グランド・セントラル方面、シカゴ方面、ハドソン河沿い(貨物専用だった)の相互通行と退避が出来た  
        私が記憶している限り、線路はまだあったし、信号所の電灯も点いていた、退避が出来た、という意味は、微かに見えるスパイトン・ダイヴィル駅と次駅間は場所の関係で複線、 
        それ以外は複々線だった事、又、次駅との間には駅間隔の短い線が分岐していて、近郊の農産物や通勤者を運んでいたが、効率が悪く、1950年代と思われるが、廃線となった事,
        又、ヤンキー・スタジアム駅駐車場の奥には使われなくなった青果市場があって、建物は最近になって取り壊されたが、昔は貨物列車が乗り入れていた

        スパイトン・ダイヴィル駅の次駅南からヤンキー・スタジアムの付近迄は、複々線が挟む形で中規模の車輌基地/留置線があり、使われなくなった客車列車全盛期の洗車機等も見られた
        この区間、現在は基本的に3線になっており、メトロ・ノースの検修庫と小規模な留置線が作られた

F GMの引込線だった所はメトロ・ノースの工事用車輌の留置に使われているようだ   数少ないトンネルや誇線橋等の建築限界問題で2段積のコンテナー運搬車や大型の自動車運搬車が運行出来ず、
        ニュー・ヨーク州はGMがタレイタウン工場を存続する条件の一つとして路盤改造工事等を行ったが、GMは約束を反故に工場を閉鎖
        しかし路盤改造工事により CSXの貨物列車が通過利用出来る様になったのは確かだ(ヤンキー・スタジアム駅南にある ボストン、グランド・セントラル方面との三角線等が整備され、
        貨物列車はボストン方面行線路に入り、その先からロング・アイランド方面に行けるようになった)

G プーキープシー駅(国際線旅客機に登場するとポーキープシーと表示されている) 通勤/近郊列車の最遠駅   非電化区間の駅で、直通列車はディーゼル機関車とのプッシュ・プル運行となる
           Hは待機する通勤列車の最後尾

H メトロ・ノース Genesis II   GE P32AC-DM   No.207    B-B  GEが1992年から製造    全長約約 21m  全巾約 3.05m 全高約 4.37m   機関車重量約 124.5トン  車輪直径 1016mm
         V12  7FDL 4行程ターボチャージド・エンジン  3200HP/2390KW  客車用電源供給時には 2900HP/2160KW    GMG195A1アルタネーター  1軸毎のVVVFインヴァーター制御  GEB15AC モーター4基
         ドイツデザインのボルスターレス台車使用   客車用電源はインヴァーターによる三相交流480V/60Hz/800KW     アムトラックの要請により、GEとGMがデザインを提出、GE案が採用された

         アムトラック運行の東部地区建築限界の為、最近の旅客用としては全高が最も低く、アムトラック運行区間全線で運用可能となった  後部に運転台装備   後貫通戸は保全の為、無し   エンジン外部始動可
         ACは交流モーター使用の略  DMはデュアル・モード  直流第3軌条集電と、ディーゼル・エンジンによる2方式走行可能        最高速度約 176km/時     第3軌条集電では約 97km/時
         メトロ・ノース運用では第3軌条650V軌条下面集電だが、ペン・ステーション使用のロング・アイランド鉄道が第3軌条750V軌条上面集電となっており、構内ではこれを使用  簡単な調節で両方共走行可能だが、
         ペン・ステーションを出てマンハッタンの地下部分を出た後は、軌条集電を通常していない


M アムフリートII カフェ・カー No.28024   N  アムフリートII 一般座席車 No.25019

        初代のアムフリートはバッド社によって1975〜1978年に406両製造された

        アムトラックが各私鉄の旅客列車の運営/運行を引き継いだ際、車輌は古いものや、運行上釣合が取れない車種も多かった
        アムトラック運行の東部地区の架線電化区間とハドソン河等のトンネル建築限界の為、全米共通で運行出来る車輌を事を目的に製造された
        車輌数も多く、予算の関係で、1969年に開業した最高速度 200km/時のニュー・ヨーク〜ワシントン間メトロライナー(電車)の設計を元にして車体を製造
        
        台車は内側ディスク・ブレーキ装備のパイオニア型(東急車輛では外側ディスク・ブレーキ装備の台車を使用した期間があった) 構造が比較的簡単で、保守もし易い
        しかし、2000年代前半と記憶するが、高速運転時に脱線事故が2件程短期間で起き、最高速度は 126km/時に制限されている筈   東部地区を主として旧式車両を取り替えていった

        当初は短距離用の84、長距離用の60座席配置車が製造されたが、後程72席の地域車か、ビジネス・クラス車に改造され、短中距離用となった

     アムフリートII 1981〜1983年に125両の座席車とアムカフェ 25両がバッド社より納入された   初代と異なるのは出入り口が片側1ヶ所になった事、窓が大きくなった事  共通点は 車体長約 25.6m  全高約 3.8m  全巾約 3.15m
        (アム)コーチ    座席 59     トイレ付   長距離列車に使用されている
        アムカフェ  車体中央部にスナック・バーを設け、両側に53 の普通座席  トイレ付


Q CSX  EMD GP40-2 No.6224 + EMD GP40-2 No.6237
      EMD GP40-2   1972〜1986年に 1143両製造  (GP40-2  864両、GP40LWとGP40W 前頭部と運転室の巾が同じ Lは大型燃料タンク 279両  B-B   
                    V16  EMD 645E3   ターボ・チャージド・エンジン   3000HP 2240KW
           GP40 の改良型 電気機器をユニット化し信頼性を向上  GP40-2 の2は第2世代の意味   2軸台車の高出力機関車は高速度運行に適しているが、重量貨物列車牽引時にはスリップが多くなる
           鉄道会社の輸送体系が長編成の貨物列車にシフトしていった為、販売量数はGP40より減り、これ以後長大編成列車の多い大会社では、3軸台車の低速重量貨物牽引に適した機関車が巾を利かすようになる


21  CN EMD SD75I  No.5718 + No.?>
      EMD SD75I    994〜1999年に 207両製造    C-C    全長約 22 m    V16 EMD 710-G3 エンジン  4300HP/3200KW
         EMD SD75M と基本的に同じ   SD75 I の I は アイソレーテッド(隔離された)キャブの略  運転室と台枠等をゴム材で浮かせ振動/減音対策とした  この後の系列機全てに採用された為、I を使ったのはSD75だけ


22  NS EMD GP38-2 No.5229 + EMD GP50 No.7020

23  NS  EMD GP38-2 No.5042

28 シカゴ・ショート・ライン EMD SW1500 No.31 + EMD SW1001 No.28
        EMD SW1500   1966〜1974年に 808 両製造された   B-B      全長約 13.61m  全巾約 3.05m   全高約 4.57m  車輪径 1020mm   機関車重量約 112..5トン
               V12  12-645E エンジン  1500HP/1120 KW    主発電機 D32      D77 又は 78DC モーター4基    歯車比 62:15

        SWは入換機(スイッチャー)の略   新エンジンが開発された際、スイッチャーとしては SW1000、1200、1500 の3機種が製造された

        EMD SW1001   1968〜1986年に 産業用入換機関車として230両製造された   B-B   EMD 645  1000HP/750KW エンジン


30 UP  EMD SD70ACe No.8710

31 NS  GE Dash9-40CW  No.9643 + Dash9-40CW  No.9092 + No.?
        GE Dash9-40CW   1996〜2004年に 1090両製造され、その全てをノーフォーク・サウザーン(NS)鉄道が購入  C-C
            V16  GE 7FDL  4行程 ターボ・チャージド・エンジン  4000HP/3000KW (4400HP/3281KW )
            NSが発注した GE Dash 9-40C の後期製作分を代替した形で製造された  エンジン出力を下げた方が寿命が延び、保守も少なく、燃料消費量も減ると言う期待があった
            必要ならば、手動スイッチでフル・パワーに切替が出来る

32 NS  GE Dash8-40CW  No.8460 + Dash9-40CW  No.9814 + SD60I  No.6762
         GE Dash8-40CW (C40-8W)   1990〜1994年に756両製造   C-C    全長約 21.54m  全巾約 3.10m  全高約 4.67m   車輪径 1016mm  最高速度約 110 km/時
            V16 7FDL 4000HP/3000KW ターボ・チャージド・エンジン   GE GMG187 アルタネーター    GE 752AG 又は 752AH 直流モーター6基


44 アムトラック   Dash 8-32BWH (GE P32-8WH)  1991年に20両新製配備  アムトラックのナンバー 500〜519、2051〜2052(アムトラック カリフォルニア)   B-B
            V12  GE 7FDL-12   3200HP/2400KW/1047rpm  ターボ・チャージド・エンジン  客車用電源使用時には900rpm 定回転となり、最大使用時でのエンジン出力は 1685HP/1257KW に下がる
            新形式エンジン登場により、入換用に使用される事が多いが、繁忙期には西海岸で列車も牽引する

            アムトラック カリフォルニアの意味は、カリフォルニア州がアムトラックに委託運行している州内の列車牽引用に2両購入した為