USRR_Photo_2012


2012年6月21日 サン・アントニオ (テキサス州) テキサス・イーグルで到着 〜エル・パソ (テキサス州) アムトラック サンセット・リミテッドで

写真の上をクリックすると拡大写真になります

             
                 @ サン・アントニオ駅舎 使われていない    A 食事から帰って来ると列車は遥か彼方    B Cの機関車               C左 ニュー・オーリンズからのの列車 LAへの直通車を切り離し入換

         
                  D                         E 運転乗務員を含め制服はない        F                                                            G 貨物列車が通過

       
       H                         I                         J                           K                         L

       
                    M 昔は駅? サンダーソン・ブリッジ     N アルパイン駅 昔は観光地域の中心    O 客車の台車                 P

           
               Q  遥か彼方に4両の機関車に牽引される貨物列車が見える   R Qと同じ                      S                      21   UP No.4120 + No.7858

           
          22  UP No.6721                     23 No.7385 + No.8105 + No.8721                     24  No.7385                   25 アメリカでは余りお目にかかれないコンテナー用タンク

           
                26 エル・パソ駅舎                 27 エル・パソ交通博物館の No.1 機関車   28         29                         30 運転室内部

     
              31 深い日除カヴァーの付いた信号器 退避線が始まる    32  No.3797 + No.4207 + No.4925     33  32と同じ                   34 32と同じ


A〜F 「テキサス・イーグル」のサン・アントニオ着は 21:55  ここでニュー・オーリンズからの「サンセット・リミテッド」を待つ
           奇妙なのは、「サンセット・リミテッド」は、ニュー・オーリンズ発 月、水、土曜日 09:00、サン・アントニオ着 火、木、日 00:05   サン・アントニオ発 02:45
           (ニュー・オーリンズ行はサン・アントニオ着 火、金、日 04:50  発 06:25) で、週3回の運行、「テキサス・イーグル」は毎日運行、走行距離も長い
          「サンセット・リミテッド」に一部車輌が併結運行と言う形だが、約5時間待ちとなり割り切れない 長距離走行で遅れることが多く、今回も1時間程遅れた。
          一時、UPは自社の貨物列車優先でアムトラック列車は数時間遅れも当たり前、という事があった
           UPは吸収/合併によりシカゴからガルフ湾方面には、途中から長距離の2路線があり、原則的にローカル貨物を除き、大きく離れていても、一方通行の複線扱いとしている  それでも運送量が多い  
          現在は協力的という事で、車内のアナウンスでもUPの協力により3時間程の遅れが1時間になったと褒めていた。 先にサン・アントニオに到着させ、待つという形になっている理由のもう一つの理由は「サンセット・リミテッド」の名が有名だからと思われる

              「サンセット・リミテッド」  列車愛称名としてアメリカで最も古い  日が沈む西へ(カリフォルニア)という意味を込めたものと思われる  

              1894年にサウザーン・パシフィック鉄道がニュー・オーリンズ〜サン・フランシスコ間を寝台車等プルマンで編成を組んだ優等列車の運転開始  

              1924年には全ての車両を3軸ボギー台車の鋼鉄製車体に交換

              1930〜1939年は大恐慌の影響で一時、全編成プルマンではなくなり、ロス・アンジェルス迄に短縮された

              1939年にLA〜SF間を復活して絶頂期を迎えるが、1941年に普通座席車を連結  1942年に又、LA止まりとなる

              1949年にディーゼル機関車牽引、1950年に流線型車輌とするが、同年にステインレス車体に交換

              しかし1960年代には名称から「リミテッド」がなくなり、1968年には3両編成で運行 1970年に週3回運転となった

              1971年5月よりアムトラックによる運行となり、1993〜2005年にはマイアミ、又はジャクソンヴィル(フロリダ州)迄延長され、ニュー・ヨークからフロリダ州への列車からの一部併結により、アメリカ横断が出来る直通列車となった

              この頃、時刻表を調べてみた事があるが、ニュー・オーリンズではほぼ一晩の停車  ホテル代わりに車内に留まっても良い、という記載があった  列車の整備等があるのだろうが、それにしても長い

              しかし2005年10月の台風カトリーナによる甚大な被害の為、サン・アントニオ〜ロス・アンジェルス間のみの運行となり、2006年にニュー・オーリンズ以東の線路が回復されても運行はニュー・オーリンズ〜LAとなってしまった

              今でも記憶しているが、1993年にアラバマ州のモービル付近を走行中の「サンセット・リミテッド」が橋上で脱線転落し、47名が亡くなった  下を通過したバルジが橋脚に衝突、橋桁がずれたが、船長は確認報告をしなかった

              アムトラック最悪の事故   又、1995年には何者かがアリゾナ州で犬釘を抜き脱線した事もある   砂漠地帯で突然の大雨となり、路盤が流され運行不能となった事もあり、有名列車の為かニュース性が高い


H〜L SP MK-5 No.794 2-8-2   全長約 24.6m  運転整備 200.5トン 空車重量 127トン  動輪上重量 98トン     動輪径 160cm   ボイラー圧 14kg/cm2   シリンダー約 660X711mm  引張力約 24327kg   オイル焚
           アルコ(American Locomotive Co.)のニュー・ヨーク州工場で 1916年に、テキサス・アンド・ニュー・オーリンズ鉄道用に製造された20両の内の1両との事だが、
           #794 保存会によると半完成キットが送られ、テキサス州ヒューストンで組み立てられたという記録があるそうだが、長距離で完成車を鉄道輸送するのも大変なので、
           ボイラー、主台枠、車輪類と炭水車がバラにされ送られたのではないかと想像する 当初は貨客両用で使われたようだ

21 EMD SD70M  No.4120 + GE ES44AC  No.7858

22 GE AC4400CW  No.6721

23 GE ES44AC  No.7385 + EMD SD9043MAC  No.8105 + EMD SD40T-2 No.8721     
        EMD SD40T-2   1974〜1980年に312両製造された   C-C      全長約 21.5m    V16  12-645E3 エンジン  3000HP/22400 KW
              基本的にはSD40-2と同じ   トンネルやスノー・シェッドが多い区間では重連機関車による排気ガスからの吸気問題が起きる為、ラジエーターの吸気口と吸気ファン・グリルを屋根上から車体横に移し、
              比較的冷たく、排気ガスの影響が少ない空気を取り入れる

24  GE ES44AC  No.7385

32〜34 EMD SD70M  No.3797 + EMD SD70M  No.4207 + EMD SD70M  No.4925